Windowsの起動が遅くなるソフト

ThePCSpy.comの記事「What Slows Windows Down?」に、WindowsにどんなソフトをインストールしたらWindowsの起動が遅くなるかを調べた結果がある。

# 調査は仮想マシン(VMwareVirtualPC等)にインストールして行ったようだ。
# インストールしたソフトは、この世の全てのソフトではないし、ランダムでサンプリングしたものでもない。調査した人が「遅くなるだろう」と思ったソフトだけ。あと、単体のデバイスドライバ類は対象にしていない。
# Windowsの起動速度のみを対象としている。起動後の操作レスポンスは対象としない。


Windowsの起動が遅くなるソフトの第1位は「Norton Internet Security 2006


リンク先のグラフを見るとわかるが、フォントを除けばぶっちぎりの遅さだ。(フォントについては後述)
PCに詳しい人は、経験的に「セキュリティソフトをインストールすると遅くなる」ことは知っていると思うが、まさかこれほど遅くなるとは。

私もセキュリティソフトの使用を何度か試したが、我慢できなくなるほど、いや、PCが不調になるほど遅かったのでアンインストールした。それ以来、インストールしたことはない。
しかし、インターネットを通じての攻撃や、ウィルス感染について詳しくない人は、やはりインストールするべきだとは思う。

セキュリティソフトは、ウィルス感染する「あらゆる可能性」をチェックするためどうしてもWindows全体の処理が遅くなる。
しかし、「あらゆる可能性」というのはちょっとやりすぎではないだろうか。ユーザの安全を保証するのは結構なことだか、それのおかげで利便性が極端に落ちてしまうのは問題だ。
こういうチェックをするとこれだけ遅くなります、などの具体的な指標をユーザに見せるべきだと思う。

グラフをずっと下に見ていくとわかるが、その他のセキュリティソフトは「Norton Internet Security 2006」ほどは遅くない。
これらのソフトは「ほどほど」のチェックしかしていないのか、それとも「Norton Internet Security 2006」の「出来」が特に悪いのか。


第2位は「フォントを1000個
フォントは「ソフト」とは言えないと思うが、Windowsが遅くなる要因としてよく知られたモノだ。
ここでは、比較ための指標として挙げられていると思う。
年賀状ソフトをインストールして、「おまけ」フォントをたくさんインストールすると、Windowsは確実に遅くなる。1000個てのは、デザイナさんでない限りありえないと思うけど。


ところで、
この記事「What Slows Windows Down?」を書いた人は、Nortonの人に営業妨害で訴えられないだろうか。
...あ、私もその可能性があるか?

...。
いやあ、「Norton Internet Security 2006」は最高のソフトですよ。
知り合い全員にお勧(略)